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​美崎太洋

絵との出会い。

1994年 ある作詞家のスタジオを訪問。

当時の僕は(有)パレスプロモーションを運営しており

新人歌手の養成、演歌や歌謡曲の作曲など、五線紙と格闘していた。

そんなことで、ある新人歌手の第二弾目の詞を探しており

友人の作詞家の仕事場に出かけて行ったのだった。

そこで見たものは原稿用紙ではなく、黒い紙の山、驚いている僕に彼は

「僕は作詞家でもあるんだが斬り絵作家でもあるんだよ」と言った。

その時僕は「そうだ俺にも絵があったんだ」と勝手にこころが叫んだ。

子供のころから僕は、どちらかと言うと音楽より絵の方が好きだったのだ。

なにか、潜在意識の奥に封印していたものが飛び出したようだった。

その年の11月、新宿の居酒屋「壺屋」で 僕は「絵描きになるぞ!」と叫んだ。

12月さっそく故 井上 和先生の門をたたく。

翌年(1995年)の4月第1回目の個展を開催。

以来、毎年開催。今年の7月開催で26回目となる。

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